厳しかった夏の暑さも和らぎ、彼岸を過ぎてもまだヒガンバナは咲いています。
そこにはアゲハチョウ(ナミアゲハ)がいました。
最近の散歩では、柑橘の木の近くで産卵場所を探しているアゲハをよく見るので、観察をしながら卵を始め幼虫などを探しています。
そんな矢先、実家に行った時にちょうどスダチの木の近くを飛んでいるアゲハが!
そして、いかにもアゲハに食べられましたと言わんばかりの枝が。
散歩途中の観察は、怪しい人物に見えてしまうので控えめにしているのですが(^_^;)、実家の庭ならガッツリ観察できます!
そこでなんと、産卵シーンも何度か見られ、そのうちの1回を撮影することができました!
一瞬だったのでスローにしてあります。
その後、すぐに卵を確認してみました。
ありました~!
あれ?
なんか色がおかしい…
と思い、裏をめくってみると
おぉっ!いっぱいあった(゚Д゚;)
※葉はちぎっていません
黄色いのが今まさに産み付けた物。そしてその右隣の2個はすでに発生していてすぐ隣の卵はもうすぐ孵化しそうです。
今産み付けた卵の左隣には卵の跡が。多くの幼虫は、孵化したら殻を食べてしまうとのこと。
その周りも見てみると
その枝には、殻は食べなかった卵の跡(赤の矢印)、幼虫(水色矢印)もいました。
他にもあるのに、同じ枝に産み付けるんですね。
いろいろ調べたら、アゲハの幼虫は4回脱皮をして終齢幼虫は緑のイモムシになったあと、サナギになって羽化してチョウになるという生活史。
幼虫は4回の脱皮で「〇齢幼虫」という言い方をしますが、私が見つけたのが何齢幼虫かわからないので幼虫1~3にしました。サナギの前のイモムシ幼虫(終齢幼虫)はまだ見つけていません。
この画像の幼虫3は鳥の糞に似た模様になっており、食べられないようにそうなっていると言われています。
ナミアゲハはこのサイクルを春から秋にかけて2~5回も繰り返し、サナギの状態で越冬をします。
スゴイです!!
機会があれば、卵から育てて美しいチョウに羽化するまで飼育してみたい!と思いワクワクしました。
今まであまり虫のことは無知だったのですが、真夏に鳥がいなさすぎて植物と虫の観察をしているうちに虫がおもしろくなってきました(^_^;)
どんな生きものも、深堀していくと本当におもしろいです!!