気温が高い時期の長い間見ることができる花のなかにアサガオがあります。私の散歩コースはだいだい片道3~4キロ。その間に本当にいろいろなアサガオを見ることができるのです。今から紹介するものは全てそのコース中に見られるものです。
その前に…
今「アサガオ」と言っていますし、日常では多くの人がヒルガオやユウガオなどよりも「アサガオ」の方がよく使うと思いますが、これらは「ヒルガオ科」つまりヒルガオの仲間ということになります。
でも、アサガオの方がなんだか親しみもありますのでアサガオの仲間として紹介してしまいます。実際ほとんどに〇〇アサガオと名がついています。
まず、これだけは少し花の咲く時期が早くて秋口になった今はもう見られません。
これはハマヒルガオです。浜辺でよく見かける植物ですが、浜からそんなに遠くもないからか浜ではないここでも見られました。
ここからは秋になってもよくみられるアサガオたちです。
まずはとっても小さなアサガオたち。
かいいですねー。この2種は同じところに生えていることもよくあります。
ホシアサガオとマメアサガオ、名前もかわいいです(*^-^*)
これらより、少し大きい花を咲かせるのがこちら
イモノネホシアサガオです。
ヤマノイモ状の塊根から茎を伸ばすことからこの名が付いているようですが、これは北アメリカ原産の帰化植物…
次は普通のアサガオと同じくらいの大きさの花が咲くものです。
アメリカアサガオは名前の通り外来種ですし、多分園芸品種だと思われるものも道沿いに咲いていました。
このアメリカアサガオ、多くのアサガオと同じで蔓性なので繁茂します。
どんどん広がっていきます…
広がってとても問題になっているこのアサガオ
大輪で濃い青紫のとてもきれいな花を咲かせるノアサガオ(リュウキュウアサガオ)です。
花がキレイなのと、なんといってもとても強い植物なため、早く成長し、しっかり繁茂するため日を遮るためのグリーンカーテンとして人気になりました。開花時期も長く、普通のアサガオに比べて長い間楽しませてくれます。気温の高い時期が10月まで日陰を作ってくれるので余計に重宝されますね。
しかもこのアサガオは一年草ではないため、極寒の地域でなければ毎年蒔き直さなくてもいいという利点もあります。
この利点…
家庭や施設の中だけで利用するのならいいのですが、あっという間に外へ広がりたいへんなことになっています。
遠くからでもわかるノアサガオの繁茂。赤い丸で囲ってある部分をズームしたのが右の画像です。
これは私の散歩コースで見られるものですが、他の場所では山の一部を覆ってしまうほど他の植物や樹木に絡みついているのも見たことあります。
絡まれた植物は光があたらなくなり弱ったり枯れたりしてしまいます。一年でなくなってしまうのならまだしも、毎年毎年範囲を広げ続けるので、手に負えなくなってしまいます。山一面に花が咲いているのを見てキレイ!と言う人もいますが、私はゾッとしてしまいます。
植物を家庭や施設だけで楽しむということは、植物は特に難しいのかもしれません。今回の中にも在来の植物以外のものがありましたが、アサガオだけでなく歩いていると本当に多くの外来の植物を見かけます。そしてキレイだからか、草刈のときにそれだけ残して刈っているのをよく見ます。花が咲いているときによく見られる光景で、花が咲いていたら刈り取りにくいのでしょう…
話がそれてしまいました(^_^;)
散歩コースだけでもこれだけ見られるアサガオの仲間。観察はとても楽しいです♪