動物や自然に関する絵を描いています。 動物たちを間近で見てきた経験から、それぞれの動物の特徴や動きをとらえた絵や、それらに関した文章も書きます。   身近な自然を題材にしたブログもぜひご覧ください♪

もう一度、鶏卵について考える

私はニワトリが大好きです。小さいころ、庭でチャボを飼育していました。産卵させて食べていましたし、抱卵させて繁殖もさせていました。ヒヨコと母チャボのお散歩をずっと見ているのがとても幸せでした。時にはネコに獲られて悲しい思いをしたこともあります。

ニワトリ大好きですが鶏肉も鶏卵も感謝して食べます。
でも時々、食べているこのニワトリはどんな環境で育ったんだろうとか、この卵を産んだニワトリはどんな環境にいるんだろうと考えることがあります。

今回は鶏卵について考えてみたのでそのお話を…
養鶏場の飼育方法は「ケージ飼い」「平飼い」「放し飼い」などいろいろあります。ケージ飼いといってもいくつかの形があります。どれもメリット・デメリットがあり、これがいい!と一言では言えません。

とりあえず私はあれば平飼いの卵を買います。

自分がどの卵を選ぶのかは、まず「どんな卵がいいか」ということを知っておかなければいけません。

ここで、巷でよく聞かれる(?)誤解をいくつか
1.有精卵は無精卵より栄養がある
2.白い殻の卵よりも、赤玉のほうが栄養がある
3.黄身の色が濃いほうが栄養があり味が濃厚
これ、全て誤解です。

まず、1の「有精卵は無精卵より栄養がある」ですが、上のパッケージにもありますように、有精卵の定義は「メス100羽に対してオス5羽以上で有精率80%」です。有精卵といって売っていても必ずしも有精卵ではないのです。孵化させたい卵は抱卵して(孵卵器に入れて)しばらくして発生しているかどうかを見る検卵で初めて有精卵であることが確実になります。ですので、売っている時点で有精卵だと言い切るのは難しいと思います。
そして、有精卵と無精卵の違いで栄養価は変わらないと言われています。

2の卵の殻の色は、野鳥含め鳥の種類(品種)によって違うだけで、栄養とは関係ありません。基本的にニワトリの場合は羽が白いニワトリは白い卵殻、茶色のニワトリは赤玉を産みます。

3の黄身の色は、食べ物によって変わるので栄養とは関係ありません。特に日本人は黄身の色が濃いと美味しく見えるようなので、濃くなるためにマリーゴールド色素やパプリカ色素をエサに入れて濃くしている傾向にあります。
私がタンザニアに行った時のスクランブルエッグとゆで卵がこちらです。

トウモロコシなどが多い飼料を食べていると黄色っぽくなるし、お米や玄米などだと白くなります。アメリカの鶏卵の黄身はレモンイエローだそうで、日本のオレンジの黄身を見て気持ちが悪いという印象を受ける人もいるようです。

今まで当たり前だと思っていたことは、どんどん変わっていくことがありますので思い込みは捨てないとですね。
一昔前は、卵はコレステロールが高いから多く食べるとコレステロール値が上がるというのが常識だったのですが、これも誤解で、この昔の常識は最近薄れてきているように思います。

最近、近所でアイガモ農法でお米を作る農家さんがある事を知りました。そちらではニワトリも飼育していて卵も売っているので行って来ました。
鶏舎も見せてもらいました。(もちろん、鳥インフルエンザについて理解したうえで、ご迷惑をかけないようにしています。中には入っていません。)

こちらで飼育しているのはボリスブラウン。100羽の平飼い鶏舎が3棟ありました。オスは鳴き声が近所迷惑になることからここでは飼育していないとのことで、この中はメスだけです。密に見えると画像になってしまいましたが、人が近付くとみんな寄ってくるのです。人が来ると一斉に逃げるという状況は人を警戒しているということですので、ここのニワトリたちは落ち着いていました。
何より全く、本当に全く臭くないのには驚きました!!とても清潔感がありました。

こちらの卵を買って帰りました。

ボリスブラウンの産む卵は赤玉。割るとうっすら黄色い黄身。こちらではエサは完全無農薬で配合にも気を遣い、ここで作っているお米を中心に与えているそうです。
黄身をつまんで持ち上げてみたら潰れずに持ち上がります。ゆで卵はこんな感じ。

卵かけご飯にしました。我が家のお米は佐護ツシマヤマネコ米 (=^・^=)。それに赤米を入れました。

とってもおいしかったです♪
でも、他の卵よりもおいしかった!というわけではなく、味の違いは私にはわかりません。食レポなどで「うーん濃厚♡」と良く聞きますが本当にそうなのかは疑問です。オレンジの濃い黄身を見て食べるとそんな気になるのではとも思います。食事は目でするともいうので、おいしさを引き立てるために濃い色の黄身は良い効果もあります。

最近、畜産動物に関して「動物福祉」やら「アニマルウェルフェア」やらいろいろな言葉をよく耳にするようになりましたが、自分が口にする食べ物は安全なものかを考えて選べば、自然と飼育環境の良いところで育ったものにたどり着くのではと思うのです。
身体は食べているもので出来ていると言われるように、安心して食べられる物は安全な環境で出来たものだと思います。
肉や卵、牛乳など動物たちのおかげの食品は、安全なエサ、きれいな水、清潔な場所、落ち着ける場所で健康に飼育されている環境かどうかだと思います。
スーパーの卵売り場では何種類かの卵がありますが、ただ並べるのではなく、それぞれの飼育環境などが説明された表示があるといいなぁと思いました。

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