動物や自然に関する絵を描いています。 動物たちを間近で見てきた経験から、それぞれの動物の特徴や動きをとらえた絵や、それらに関した文章も書きます。   身近な自然を題材にしたブログもぜひご覧ください♪

オオワシに感動!

2022年も残り1週間といったある晴れた日、オオワシに会いに行きました。
オオワシは日本で見られる猛禽類の中で一番大きな種です。

これは、湖北野鳥センター 琵琶湖水鳥・湿地センターにあるはく製ですが、本当に大きいです。
特に翼を広げたら2M以上もありますから圧巻です!(猛禽類の多くはメスの方がオスより大きいです)

オオワシは冬に日本にやってくる渡り鳥ですが、多くは北海道や東北など日本の北の地域で越冬します。
それ以南でもところどころで見ることができるようですが、観察に行った滋賀県の湖北が日本でオオワシが見られる最南端と言われています。
今まで数回観察に行ったことはありますが、木に止まっている姿しか見られませんでしたので、あんなに大きな鳥が大空を飛んでいるシーンが見られたらいいなぁと期待に胸を膨らませ向かいました。

この場所に今年も飛来したということは情報で知っていました。ここに来ているオオワシは「山本山のおばあちゃん」という愛称でも呼ばれているメスで、今回で25年目の飛来です。

センターに到着するや否や、オオワシが飛び立ったとスタッフの方が双眼鏡を持って扉の外へ。
初めてこの目でオオワシが大空(しかも澄んだ青空!)を悠々と飛んでいる所を見て大興奮です!!

ここでしばらく大空を飛ぶオオワシを観察していると、オオワシは山本山にある1本の木にとまりました。その間に山本山の麓に移動して観察することにしました。

よーく見ると、赤い丸が中央にありますが、そこにオオワシがとまっています。
その姿がこちら。

※私の目的は観察が主ですので、そんなに高性能のカメラも持っていませんし撮影の技術もありませんから、画質やテクニックにかんしては無視してください(^_^;)

その後、再び飛びました。
もしかして、目の前にある琵琶湖にエサを捕りに行くのかも~なんて期待しましたが、この日は狩りに行くところは見られませんでした。(オオワシの獲物の多くは魚です)

あえてオオワシをズームせずに載せていますが、大空に飛ぶオオワシの姿が美しく、方向によって白と黒の羽と嘴の黄色のコントラストが変わって感動しきりでした。

長い間飛んでおり、空中で時々ミサゴ(こちらも魚を主食とする猛禽)と絡んだり、カラスやトビと絡んだりと、貴重なシーンも観察することができ、満足でした。

また来年も来てくれるかなぁ…( ˘ω˘ )

【追記】
別の視点ですが、観察した地域は田んぼが広がる静かなところです。
毎年、このオオワシを見るために多くの人たちが集まります。オオワシが滞在する期間は毎日です。
山本山が良く見える道路は、普段地域の方々が利用している生活道路ですし、そのわきにある田んぼは稲は植えられていない時期ではあるものの、管理主さんにとっては困っていることもあると思います。

ここだけではありませんが、野生生物を観察したり、素敵な写真を撮ろうと熱中したりすることによって、自然や地域の方々に悪い影響を与えてしまうことはよく聞く話です。
全ての人がそのような背景があることをしっかり念頭に置きながら、地域の人に迷惑を掛けたり、自然の状態を崩したり、野生の生き物との距離を保たなかったりといったことのないようにマナーを守ってもらいたいと思います。

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