先日、近所の神社で白い花を目にし、調べた所「サカキ」でした。初めてサカキの花を見て感激したのですが、そもそも「ヒサカキ」は良く見るけれど「サカキ」自体見たのが初めてかも!!!


下から見るとわかりやすいのは、サカキの花は下を向いて咲くからです。(なんとこの木、次の日見たら剪定されていましたのでちょうど見れてよかった!)
さてサカキを見た所で、そういえば今年ヒサカキの花を見たなぁと思いアルバムから探し出しました。これが今年3月に見たヒサカキの花。

ヒサカキの実はよく見るのですが、花は目立たないし小さいし、特にきれいでもない(失礼…)のであまり気にならないと思います。
ちなみに、秋にはびっしりと黒い小さな実がなります。

今(6月)はまだ実は青かったです。

「サカキ」と「ヒサカキ」を調べていたら、「シキミ」が出てきました。
サカキは漢字で「榊」と書き、神事に使われる木で、シキミは「樒」または「梻」と書き仏事に使われます(お墓参りの時に母が説明してくれたけど、その時はふーんとしか思わなかったなぁ…)。そして、ヒサカキはそれらがない場合に使われたり、地方によってはサカキとして使われたりしているようです。
シキミの写真が撮りたい!とふと思いたち、近所のお寺数か所に見に行ったのですが見当たらず。
どうしても見たい!と思い、植物園的なところまで自転車を飛ばし探しに行ったら…
ありましたぁ!!


サカキは平たんに葉が付いていますが、シキミは上から見たら葉が丸く付いているように見えます。
そして、昨年の実もついていました。

ちょっと八角(スターアニス)に似ていますよね。ですが、これは猛毒なので決して口にしないでください。
シキミは実に限らずどこも毒があるようです。※花言葉が「猛毒」って…(;´Д`)
昔、土葬をしていた時代は、遺体の上にこのシキミを置いて埋葬したそうです。消臭の役目や、毒を利用して獣に掘り起こされないようにといった役割があったのでは…とありました。
シキミが見れてよかったと、思ったら「ハマヒサカキ」に出会いました!


ヒサカキよりも葉が小さく、とてもツヤがあります。
そして、ここで気が付いたのですが…
実が付いていない???
ヒサカキもハマヒサカキも雌雄異株なんだそうで…勉強になりました。
このハマヒサカキには終わった雄花がついていました。(右側の画像矢印のところです)
雌株は、先のヒサカキの花や実のようにびっしり枝の下につくタイプです。
サカキの花を見たことでここまで広がってしまったのですが、とりあえず満足しました(^_^;)