春に日本に渡って繁殖をするツバメ。シーズン中は一度ではなく2回、3回と繁殖をするペアもいるそうです。
1回目の繁殖を終えると次の繁殖をスタートするまでにはペアによって差があると言われており、早いペアですとまだ巣立ちビナに給餌をしている段階で次の繁殖に入るペアも確認されているとのことです。
2024年6月20日の夕暮れ、信号待ちで止まっていた私のすぐ横にツバメが2羽飛んできました。もうそこそこ薄暗く、「まだ働いてるんだ!」とビックリしていたのも束の間、信号機のすぐ横にある木の枝に止まりました。
ここをねぐらにするのかと思い、時間つぶしに周辺を少しふらふらとしてまた同じところに戻ってくると2羽は同じところに止まっていました。きっとここがねぐらなんだ!
しかし、まだ繁殖期の真っ最中。これは幼鳥では?と思いよく見ると尾が長いので成鳥、しかもオスとメス(オスは尾が長いです)。
いつまでいるのかしばらくの期間観察することにしました。
次の日も同じ時間に行ってみました。
ちなみにこの木はこんな交差点にある信号機の横。定期的に変わる信号機に白いお腹が染まります。
定期的に変わる信号の色でツバメの白いお腹が染まります。
この日以降は交差点の向かい側のタケに止まるようになりました。
しかし、1羽しかみられなくなりました。
ずっと1羽しか見られませんでしたが、ある日2羽の影が!
よく見るともう1羽はハクセキレイでした(^_^;)
赤丸はツバメ、黄丸はハクセキレイです。
ハクセキレイも、ムクドリと同じように夜も人が集まるような明るい場所にある木に集団ねぐらをつくる鳥です。
ハクセキレイといっしょにいたのはこの日だけでした。昨年ハクセキレイの集団ねぐらの場所を見つけましたが、ここからまだ少しあります。ねぐらに戻る時間が遅くなり、たまたま見つけたツバメと一緒に…なんて想像しました。
毎日はできませんでしたが、数日同じ時間に確認に行き、最後に見たのは7月5日
それ以降も数日探しましたが確認できませんでした。
さて、6月20日にペアで確認し、数日後から1羽になりいなくなるまで2週間。
このツバメたちはなぜここで数日過ごしたのか、なぜ途中で1羽になったのか答えはわかりません。
きっと繁殖と繁殖の間ではなかったのかと。そして、メスが抱卵に入ったのでオスだけになったとか?
でも、結局1羽になった方はオスなのかメスなのか薄暗いし、見つめたりカメラを向けたりすると飛んでしまうのでよくわからず、写った画像からはあんまりオスには見えないので、謎が残ったままとなりました。
ちなみに日中、周辺に巣がないか探したのですが見当たりませんでした。
とはいえ、周辺はマンションやら民家やらお店やらで、上を向いてキョロキョロしている私はもろ不審者です。
ましてや隙を見てカメラを向けていたら本当に捕まりそうなのであまりガッツリ見られなかったのは残念でした。
ただ、ひっそりとツバメがここで寝ているのを知っているのは私だけという感覚はちょっとワクワクしました。