数年前に今のところに住み始め、その年の冬にツバメを見ました。それからこの土地ではツバメが越冬していることがわかり、ねぐらを探し始めました。そして2025年12月2日、ついにねぐらを1つ見つけたのです!
越冬ツバメのねぐらを見つけ、ありがたいことにそこの所有者の方が「いつでも見に来ていいよ」と言ってくださり、その日から私は自由にねぐら観察をさせてもらいました。ねぐら入りの様子はもちろんのこと、夜中にも行き、夜明け前にも観察に行きました。

2026年5月10日、ついにこのねぐらから全てのツバメがいなくなりました。5月15日まで観察しましたがもうねぐらを利用する個体はいませんでした。
今シーズンの越冬ツバメ観察はおしまいということで、ねぐらを見つけてから5月15日までの164日間の記録をまとめてみました。
基本的にはねぐら入りした後の落ち着いた状態を写真に撮って画面に1羽ずつマーキングをしながら数えました。

観察時間によってはねぐら入り前の上空を旋回している状態を撮影してから数えた時もありました(ねぐら入りする数とほぼ変わりませんでしたので)。

ピーク時はねぐら内に入りきれなかった個体がすぐ近くの電線に止まっていたので、そちらも「ねぐら外」として数えました。

164日のうち、数が把握できた71日をまとめてグラフにしたのがこちらです。

見つけた時点ではすでに100羽ほどが集まっていたのですが、そこの方に聞くと今シーズンは11月から来始めたとのことです。それから2月半ばにはピークを迎えて350羽ほどになりました。多いときは160羽ほどがねぐら外(オレンジの部分)で過ごしていたのに2月19日を最後にピタリといなくなりました。その後徐々に減っていきました。
ねぐらだけではなく、日中に見かけたツバメやねぐら入りする前の様子なども観察していました。
l毎日のように同じ川沿いを歩いているのですが、それまではパラパラとしか川では見かけなかったツバメが、1月に入ると急に川の上を集団で飛んでいる様子が見られます(昨年もそうでした)。

でも、このような状態はそんなに長くはなく、またバラバラに見かけるようになります。これはこの時期エサになる虫たちが川の上に多く発生するからなのか、この集会でペアリングが始まるのか、集団でいることに何らかのメリットがあるからなのか、はたまた他の理由なのかよくわかりませんが、1月の少しの期間だけ見られます。
そして3月末から営巣に入っていました。ペアリングが成立したペアからどんどんねぐらには帰らなくなり、なかなか相手ができなかった個体が残ったのかなーと想像していました。
実は最後に残ったは2羽で、そのねぐら内にある古い巣をリフォームしておりそのままそこで繁殖するのかと思っていました。しかし、原因はよくわかりませんがそのペアも出ていってしまい、戻ってきませんでした。
ツバメたちは最初少なく、だんだん多くなり、そしてまた減っていくという感じで変動があったのですが、観察していると単純に増えた個体が減っていったような感じではなく、入れ替わりがあるように思えました。
それ以外のシーンでも、ツバメたちは互いに情報交換してねぐらの場所を伝え合ったり、ねぐらから出入りして「ここだよー」と呼んでいるような行動をしたりしていると感じることがよくありました。
ねぐら内が残り40羽ほどになってきたときに気が付いたのですが、亜種であると言われている「アカハラツバメ」が目立ってきたのです。今までもこのアカハラツバメが見られたのは早春でした。

お腹の羽の色が違うのが分かると思います。
ちなみに、日中に別の場所で見る時はもっと色の違いがよくわかります。
こんな感じです。

長くなってしまいましたのでこのへんで(;^_^A
来シーズンは秋にねぐらに初めて来る時から観察したいと思います。
今シーズンの諸々をブログにあげているのでそちらも見ていただけたら嬉しいです。
ついに越冬ツバメのねぐらを見つけました
越冬ツバメの追跡記録
越冬ツバメのねぐら観察続編