私の日課であるご近所散歩コースは主に川沿いです。
河原ではその名の通りカワラヒワをよく見ます。
今までもカワラヒワがいつもいる場所が数か所あることに気付いていました。
観察していると、どうやらお気に入りの植物があるようで、いつもその植物にいました。
これは初夏の様子。赤っぽい植物(秋になると茶色に見えます)、これにカワラヒワがよく止まっているのです。
しかしこの植物は川の近くに生えていて、そこまで行くことができないので植物の種類がわかりませんでした。
先日ここにいるカワラヒワと、この植物を撮影してみました。
なにやら食べているようです。
私のデジカメでズームして撮っているのであまりきれいな画像ではないのですが(私は何なのか分かれば満足するタイプ💦)、植物を撮ってみました。
よく見ると…
ピントは合っていませんが、鞘(さや)と種子が見えました!
そして、カワラヒワのくちばしにこの種子が付いている画像も撮れていました。
調べてみると、この植物はアブラナ科のカラシナで、この種子が和がらしになるようです。
これを集めて粒マスタードを作ったり、和がらしを作ったりしているブログなどがいくつも出てきました。
そして、みなさん「おいしい!」と!!
もちろん、からしとしてなのでしっかり辛みがあるとのことです。
カワラヒワが食べている所を動画でどうぞ!
カワラヒワは辛いのが好きなのか、辛さを感じないのか。
種子を丸飲みしているから感じないのか、種子の中身を食べて辛味を感じているのか(多分殻は捨てていると思うのですが)。
またもや気になる私…
やっぱり気になったのでさらに調べてみました。
ニワトリはトウガラシの辛み成分であるカプサイシンには反応しないけれど、からしの辛み成分であるアリルイソチオシアネートには反応し、その辛みを感じているという研究結果を見つけました。では鳥なら全部そうなのかというと、他の味覚研究で鳥の種によって違うということでしたので、カワラヒワが辛味を感じているのかどうかはわかりませんでした。
ただ、カラシナの種子を食べていることは事実です。
カラシナ、今の時期の色がとてもキレイです。
実はこの河原、春にはアブラナ科の植物が一斉に花を開き、ここに生えている植物は全部アブラナ科か?と思うほどになります。
黄色い花はカラシナ、アブラナ、セイヨウアブラナ…どれがなんだかわかりません。なぜなら、これらは花で見分けるのが難しく、生息環境も同じということなのです。
今の時期、カラシナがこのように赤くなってやっとあの黄色い花の中に数種のアブラナ科が混在していたことがわかるのです。
最後にカワラヒワの幼鳥が親にエサをねだっている様子の動画をどうぞ。