今まさに見ごろを迎えているコブシとハクモクレン。
この2種はよく似ていますし、間違えられます。


もっと同じ感じで撮ればよかった(^_^;)
左がコブシで右がハクモクレンです。
ちなみにモクレンはこれです。

モクレンは紫色の花を咲かせるので、「シモクレン(紫木蓮)」とも言われます。
花の大きさはコブシやハクモクレンに比べたら大きいです。
白い花を咲かせるコブシとハクモクレンは、ポイントさえ覚えたら簡単に見分けがつきます。
花を咲かせている時が見分けやすいのでぜひ覚えてみてください。


コブシ(左)は花びらが6枚で、開いて咲きます。
ハクモクレン(右)も花びらは6枚なのですが3枚のガクも花びらとそっくりなので、花びらが9枚あるように見えます。そして花びらは肉厚です。咲くときは上を向いて(チューリップのように)咲きます。
また、コブシは花が咲く前に葉が出ますので、花の裏には葉が付いています。


こんな感じです。
これがコブシの特徴。
そして似ているのは花だけではなく、つぼみも似ています。


日の当たり方で色が違って見えますが、2種ともに寒い時期につけるからか、毛皮のコートのようなふわふわをまとっています。
原産地も違います。
コブシは日本の植物ですが、ハクモクレンは中国の植物です。
コブシの名前の由来は、握りこぶしに似ている実の形にあると言われています。
変な形をした実を見て驚いたことはありませんか?

これはまだでき初めなので膨らんでいる実が少ないですが、めしべ群(先に伸びている緑の部分)の中で、受粉したものだけが実になるので赤い実が不規則に膨らみ、変わった形になります。いい画像がありませんでした…
秋になったら探してみてください。