動物や自然に関する絵を描いています。 動物たちを間近で見てきた経験から、それぞれの動物の特徴や動きをとらえた絵や、それらに関した文章も書きます。   身近な自然を題材にしたブログもぜひご覧ください♪

ツバメのねぐら入り

2022年8月11日に、宇治川グラウンド横のヨシ原(アシ原)まで、ツバメのねぐら入りを見に行ってきました。
この時期、全国各地で見られるツバメの集団ねぐらですが、関西では平城宮跡が有名で、ここは日本一大きなねぐらです。以前、そこには見に行ったことがあるのですが、宇治川は今回が初めてです。

暗くなる前からスタンバイしないといけないので早めに行きました。到着したのは午後6時くらい。

初めて行ったので場所があっているか不安でしたが、進んでいくうちに観察に来ている方々が複数いたので安心しました。
ここは堤防から見ることもできるので、眼下にヨシ原を望んで観察ができます。

少しずつ空が暗くなり、第1便が現れたのは6時25分。
西から南から東から…上を見ながら自分がクルクル回ってふらつきそうでした(^_^;)

両方の画像には、ツバメたちが写っているのですがわかりますか?
私のカメラと技術では、個々のツバメたちを撮ることはできません…

これから先はもう、たいへん!
次々とツバメたちが集まってきてテンションもあがります。自然てホントにすごい!!と感動しまくりでした。
この数を、調査ではどのように数えるのでしょうか…
機会があれば聞いてみたいと思いました。

時が経つのも忘れてツバメたちを見ていると、もう暗くなり写真も撮れなくなりました。時計を見たら午後7時10分。
40分ほどの出来事でした。生き物の体内時計は素晴らしいな~。
そして、まだチラホラとツバメが飛び交っているとおもいきや、知らないうちにアブラコウモリに代わっていたのには笑いました。
ただでさえ、ツバメとアブラコウモリは飛んでいる大きさもヒラヒラ感も似ているので間違えやすいのですが。

さて、ツバメたちはなぜこの時期にこんなに集まってくるのかと言いますと…
みなさんは気が付いていましたか? 少し前まで飛び交っていたツバメたちの変化に…

春先に東南アジアから日本に渡ってきたツバメたちは、さっそく営巣に入り、産卵、抱卵、育雛と繁殖に大忙しです。その間は夜は各ペアで巣のふちや巣のすぐ近くで睡眠をとります。
ヒナたちが巣立ちして、自分たちでエサが捕れるようになる頃はもうすぐ東南アジアに渡る時期が近付いてきています。それが今頃です。
その頃になるとツバメたちは集団ねぐらを作って夜を過ごします。

秋になる頃に渡るのですが(中には越冬ツバメもいますが…)、日本で生まれたツバメが、また次の年に日本にやってくるのは1割程度とこのとです(日本野鳥の会の資料より)。
自然に感動した時間でしたが、自然の厳しさも感じさせられた時間となりました。

次はねぐらから一斉に飛び立っていくところを見たいです。
鳥たちの朝は早い!! 間に合うかな…(;´∀`)

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