2023年9月、私は南アフリカを旅しました。
シンガポールを経由して(シンガポールでのことはまたの機会に…)、約50時間かけてクルーガー国立公園とその周辺のサバンナに到着しました。
そこで実際に体験して感じた多くのことは、動物のことだけでなく自然環境や食べ物、文化、歴史…と多岐に渡り、心に響くことばかりでした。
ここでもこれから少しずつ紹介していきたいと思います。
初回はアフリカのゲームサファリで必ずと言っていいほど聞く言葉「BIG5」のお話です。
今回、そのBIG5全てに出会うことができましたので、まずは5種を紹介します。

アフリカゾウ

ライオン

ヒョウ

サ イ(これはシロサイ)

バッファロー
以上5種がBIG5と呼ばれるものです。多くの人が知っている動物だと思います。
さてこのBIG5、どんな意味で厳選された5種だと思いますか?
多くの人が「見ることができたらラッキーな5種」「人気の5種」のような感じで思っていると思います。実は私もそう思っていました。
今やそういう意味になってしまっているのでそれでいいと思うのですが、もともとはちょっと悲しい5種でした。
それは「ハンターに人気の5種」ということです。
出会うと危険だから気を付けるための5種という意味もあったようですが、それよりも「トロフィーハンティング」といって、仕留めた証として残したい物がある5種なのです。
なるほど、それを知る前はなぜバッファローが入っているのだろう…とちょっと思っていたので納得です。
ゾウ、サイ、バッファローは立派な角
ライオン、ヒョウは美しい毛皮
人間はその美しい生き物の一部を手元に置いて、自分の狩猟の腕前を自慢したり、インテリアとして日々優雅な気分になっていたりしていたのでしょう…
人気の動物という意味では今と変わらないのですが、本来の意味を知って悲しくなったというお話でした。