木々が生い茂る場所はとても心地よく、人々の気持ちを穏やかにさせてくれるだけではなく、多くの生き物たちの生活の場であり、水や木材、食材など私たちの生活に欠かせないものを供給してくれる場でもあります。
そんな「森林」がなんとなく好きだっただけなのですが、「森林インストラクター」という資格試験を受けようと思い、9月に受けてきました。
実はこれまで「森林インストラクター」の存在を知りませんでした。
「自然観察指導員」はよく耳にしていたのですが、森林インストラクターのことを知ったらどうしても資格を取りたくなりました。というか、勉強したくなったのです。
この資格を持っていても特にすごいことになるわけではないのですが、内容に惹かれたのです。
この資格は元々農林水産大臣認定資格として創設された資格制度だったようですが、現在は「環境教育等促進法」の人材認定事業として、一般社団法人全国森林レクリエーション 協会が毎年 1 回実施する試験に合格し登録すると付与される資格になったということです。
科目が「森林」「林業」「森林内の野外活動」「安全及び教育」の4つあります。どれも内容が幅広く、鳥や植物が好きなだけでは追いつかないのです。受けようと思ってから日が浅かったので頑張って勉強しましたが、勉強しているうちにわかったのは「机上の勉強だけでは無理」ということでした。
日本には樹木の種類だけでも700種ほどあるとも言われていますし、森には動物や木だけでなく草やシダ、コケ、キノコ、虫、微生物…様々なものがそれぞれ適した環境で生きています。それらについて全部知ることは不可能に近いのですが、今までの経験の中で覚えたことが何よりの強みなのです。
ですから、受験する方々に年配者が多いのはそういうことなんだと納得しました。
さて、一次試験はその4教科それぞれの筆記試験です。マークシートではありません。「〇〇について説明せよ」とか「〇〇と〇〇の葉の違いについて説明せよ」とか、問題の多くは勘では解けないものばかりです…。
4教科すべて合格すると二次試験を受ける資格を得て、面接と実技です。
なかなかたいへん(^_^;)
勉強し始めたのが少し遅かったこともあり、2年かけて合格を狙うことにしました。
9月25日に受けた試験の手ごたえは、私の予想では
一番範囲の広い「森林」「林業」はギリギリアウトで、比較的範囲の狭い「森林内の野外活動」「安全及び教育」は通っているだろうという感じでした。
そして、試験結果が先日ついに手元に!
なんと、行けたと思っていたものがダメで、ちょっと自信がなかった2つが通っていたではありませんか!!
と、いうことは「森林内の野外活動」はほんのちょっと点数が足りなかっただけでは???
そう思ったら、元々2年で取ろうと思っていたのにとても悔しくてたまらなくなりました。
来年は絶対に取れる!!
試験はまた1年先のことになりますが、何よりも資格関係なく、これからも経験をどんどん積んで知識を増やしていきたいと思いました。
そして、今回の勉強で今まであまり知識のなかった林業の分野がとてもおもしろく、もっと学びたいと思ったので林業の科目は通りましたがさらに勉強しようと思います。
何よりも、森林の大切さが今まで以上に分かり、大好きな動物たちを守るには森林や海などとてつもなく広い自然を守らなければいけないことを痛感しているところです。