春からすっかり夏になりましたが、野鳥たちのヒナが成長している姿も見られるようになりましたね。
もうヒナでもない鳥は幼鳥、亜成鳥そしてオトナは成鳥と呼ばれます。
幼鳥や亜成鳥は、成鳥とほとんど同じ大きさになっていることが多く、一瞬見分けがつかない時がありますが、よく見るといろいろなところで見分けがつきます。
まず、近くに親鳥がいたり、行き来していたりすることが多いので、親が近くにいるとエサをねだる声がにぎやかになります。細い声で連続して鳴いている声が聞こえたら近くに幼鳥がいるぞ!と見渡してみましょう。
そして体の色ですが、幼鳥は親よりも色が薄かったりくすんでいたりするものが多いです。
これはハクセキレイです。左が幼鳥で、右が親です。色の違いで一目瞭然。
でも、色の違いだけでは分かりにくい時もあります。
おなじみのスズメです。左が親で右が幼鳥。幼鳥は模様も少し薄いですが、嘴に柔らかい部分があります。スズメの場合は黄色ですが、鳥によって違います。ちょうど口を開けているのでよくわかりますね。
この部分が、カラスになると
ちょっとピンクっぽいのがわかりますか?これはもうほとんどオトナと同じ大きさなので、ぱっと見分かりませんが、ここを見ると区別がつきます。カラスはヒナの時は口の中が真っ赤です。
次は…
左はシジュウカラの幼鳥、右はヤマガラ親子です。もう、ヤマガラはどちらが親かわかりますよね(このシーン、親も一緒になってエサをねだっているように見えるのがおもしろい( ´艸`))。後ろにいる嘴の淵が黄色いのが幼鳥です。
このような嘴の柔らかい部分には、何か名称があるのかどうか調べてみたのですがよくわかりませんでした。
ただ、ペットとして鳥を飼育している方々の間では「嘴パッキン」とか「雛パッキン」と呼ばれていることを知り、笑ってしまいました。まさにパッキンですね!
パッキンは小さい頃の方が目立ちます。
ツバメのヒナを見てみましょう。
もうパッキンにしか見えません(≧▽≦)