動物や自然に関する絵を描いています。 動物たちを間近で見てきた経験から、それぞれの動物の特徴や動きをとらえた絵や、それらに関した文章も書きます。   身近な自然を題材にしたブログもぜひご覧ください♪

性転換すると言われる花 ~シキミ~

以前、シキミについての記事を書きました。近くに見当たらず遠くまで探しに行ったシキミですが、なんとすぐ近くのお寺にあったのです(^^;)
なぜ気が付いたかというと、花が咲いていたからです。

とはいえ、道路からすぐ見えるこのシキミが今満開になっていることに気が付いている人がどれくらいいるのだろうと思うくらい気付きにくいのです。
この状態です
  

これ、よく見るといっぱい花が咲いているのですよ!

色がちょっと緑掛かっていることと、下向きに咲いているのが気が付かれない要素なのです。

さて、このシキミの花、自家受粉(自分の木同士での受粉)を避けるための工夫があります。
咲き始めはメス(雌花)で、その後オス(雄花)となって時期をずらし、他の木の花と交配する仕組みです。

こちらは咲き始めの状態、雌花です。

中央の8本がめしべです。
そしてその後この8本は中央にまとまっていきます。

そしてまとまると…

周りの雄しべから花粉が出てきます。

ちょっとピンボケですが(^_^;)

こんな感じで雌から雄に変化するタイプのことを「雌性先熟(しせいせんじゅく)」といいます。
反対のタイプ雄性先熟の植物もあります。
※植物だけでなく、魚など他の生き物にもこのようなタイプがあります。

シキミはこの後、八角(スターアニス)のような実をつけます。
また観察を続けます。

  • URLをコピーしました!
目次
閉じる